「女性ホルモンにいいアロマってありますか?」
アロマをお伝えしていると、こんな質問をいただくことがあります。
特に、生理前になるとイライラしたり、気持ちが落ち込んだり、いつもより疲れやすくなったり。
毎月やってくる心と身体のゆらぎを、少しでも心地よく過ごしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
最初にお伝えしたいのは、精油を使えば女性ホルモンそのものが増える、と言い切ることはできないということです。
一方で、PMSや月経期の不快感について、香りを使ったアロマテラピーが補助的なセルフケアとして研究されています。
そして私自身は、香りには「症状をどうにかする」ことだけではなく、
「今はちょっと頑張りすぎているかも」
「今日は自分をいたわってあげよう」
と、自分の心や身体へ意識を戻すきっかけになる魅力があると思っています。
今回は、PMSや生理前のゆらぎを感じる時期に取り入れやすい5つの香りと、それぞれのスピリチュアルな意味をご紹介します。
「女性ホルモンを増やすアロマ」はあるの?
クラリセージやフェンネルなどは、昔から「女性ホルモンに働きかける精油」と紹介されることがあります。
ただ、精油を香ったり塗ったりすることで、女性ホルモンそのものが不足分だけ増える、というような単純な仕組みではありません。
そのためこの記事では、
「女性ホルモンを上げる精油」ではなく、「ゆらぎを感じる時期に、自分をいたわるための香り」
としてご紹介していきます。
PMSや月経痛については、アロマテラピーを取り入れた研究もあります。
ただし使われている精油や方法は研究によって異なり、アロマは婦人科での診断や治療に代わるものではありません。
「香りを嗅ぐと少し気持ちがゆるむ」
「好きな香りと一緒なら、今日はゆっくり休もうと思える」
そんな日常のセルフケアとして取り入れてみてください。
PMS・生理前のゆらぎに取り入れたいアロマ5選
| 香り | こんなときに | チャクラ |
|---|---|---|
| クラリセージ | 頑張りすぎて力が抜けないとき | 第2・第4 |
| ラベンダー | 緊張やイライラをゆるめたいとき | 第4・第7 |
| ローズ | 自分をいたわり、愛を受け取りたいとき | 第2・第4・第7 |
| ネロリ | 心が不安定になり、自分らしさを見失いそうなとき | 第2・第4・第7 |
| ベルガモット | 気分が沈み、心を明るく切り替えたいとき | 第3・第4 |
1.クラリセージ|「ちゃんとしなくちゃ」をゆるめる香り
PMSや女性のゆらぎをテーマにしたアロマで、よく名前が挙がるのがクラリセージです。
私はクラリセージから、身体的なこと以上に、
「もっと柔らかく生きてもいいよ」
というメッセージを感じます。
クラリセージのチャクラは第2・第4チャクラ。
第2チャクラは、女性性、感情、創造性、楽しむことと結びつくチャクラです。
生理前になると、普段は気にならないことにイライラしたり、
「どうして私ばっかり頑張っているんだろう」
という気持ちが湧いてくることがあります。
そんなとき、もしかすると身体だけではなく、心も、
「もう少し力を抜いて」
と伝えているのかもしれません。
クラリセージの少し甘くハーバルな香りを感じながら、
「今日は何をやめたら、私は楽になれる?」
と自分に聞いてみてください。
2.ラベンダー|張りつめた心をゆるめる香り
PMSの時期は、いつもなら流せるようなことまで気になったり、無性にイライラしたりすることがあります。
そんなときに取り入れやすいのが、ラベンダーです。
ラベンダーのチャクラは第4・第7チャクラ。
私が感じるラベンダーの大きなテーマは、
「安心して、力を抜いていい」
ということです。
私たちは知らないうちに、
「ちゃんとしなくちゃ」
「家族に迷惑をかけちゃいけない」
「これくらい我慢しなくちゃ」
と、自分へたくさんの要求をしています。
でも身体がゆらいでいる時期まで、いつも通りでいようと頑張らなくてもいい。
ラベンダーに惹かれる日は、
「今日は少し休んでもいいよ」
と自分へ許可を出す日にしてみてください。
3.ローズ|自分を愛し、豊かさを受け取る香り
生理前になると、なぜか自分に自信がなくなる。
鏡を見て落ち込んだり、人と比べたり、パートナーから愛されているのか不安になったり。
そんなときに私は、ローズの香りをおすすめしたくなります。
ローズのチャクラは第2・第4・第7チャクラ。
中でも中心になるのが、第4チャクラです。
ローズのテーマは、愛、美しさ、豊かさ、そして自己価値。
自分を愛するというと、いつも自信満々でいることのように思うかもしれません。
でも、本当の自己愛は、
調子が悪い自分も、イライラしている自分も、今日は何もしたくない自分も受け入れてあげること。
私はそう思っています。
ローズに惹かれるときは、
「もっと頑張れば愛される」ではなく、
「今の私にも、愛される価値がある」
ということを思い出してみてください。

4.ネロリ|「私は私でいい」と思い出す香り
心が不安定になっているとき、人の言葉や態度にいつも以上に敏感になることがあります。
「嫌われたかな」
「私が悪かったのかな」
そんなふうに、自分の価値まで揺らいでしまう。
そんな日に似合うのが、ネロリです。
ネロリのチャクラは第2・第4・第7チャクラ。
スピリチュアルなテーマは、
「魂は美しく、高貴な存在。あなたらしく生きていい」
ということ。
誰かの機嫌を直すために、自分を変えなくてもいい。
人からどう見えるかより、
「私はどう感じている?」
と、自分自身へ戻る。
ネロリの繊細で華やかな香りは、そんな時間にぴったりです。
5.ベルガモット|沈んだ気持ちに光を入れる香り
生理前になると、なんとなく気持ちが沈む。
普段なら楽しいことにも心が動かず、ネガティブなことばかり考えてしまう。
そんなときに取り入れたいのが、ベルガモットです。
ベルガモットのチャクラは第3・第4チャクラ。
第3チャクラは、自分の力、自信、自分らしく生きること。
第4チャクラは、愛や感情と結びついています。
ベルガモットの明るさには、無理やりポジティブにするというより、
「そんなに深刻にならなくても大丈夫」
と、心に少し光を入れてくれるような軽やかさがあります。
元気になろうと頑張らなくていい。
ただ好きな香りを感じて、温かい飲み物を飲んだり、少し早く休んだり。
そうやって、自分の機嫌を自分でやさしく整える時間を作ってみてください。
PMSの時期におすすめのアロマの使い方
この時期は、複雑な使い方をするより、香りを感じるだけのシンプルな芳香浴がおすすめです。
ティッシュやムエットに1滴
精油をティッシュやムエットに1滴たらし、少し離れたところから香ります。
そのとき、ただ「症状をなくそう」とするのではなく、
「今の私は、何をしてほしい?」
と自分に問いかけてみてください。
休みたい。
甘えたい。
一人になりたい。
誰かに話を聞いてほしい。
意外な本音が見つかることがあります。

ディフューザーで穏やかに香らせる
部屋全体に香らせたい場合は、ディフューザーを使います。
精油の量は使用する機器の説明書に従い、最初は弱めの香りから始めてください。
PMSの時期は香りに敏感になる方もいるので、
「少し物足りないかな」くらいから始めるのがおすすめです。
気分が悪くなったり、香りが強いと感じたら使用をやめて、換気してください。
「症状をなくす」より、自分の身体の声を聞いてみる
PMSや月経期の不調があると、どうしても、
「早く元に戻りたい」
「この症状をなくしたい」
と思います。
もちろん、つらい症状を我慢する必要はありません。
でもスピリチュアルな視点から香りを使うなら、もうひとつ、
「今、身体は私に何を伝えようとしているんだろう?」
と問いかけてみてもいいと思うのです。
頑張りすぎていなかった?
嫌なことを我慢していなかった?
自分より、人のことばかり優先していなかった?
本当はもっと休みたかったのでは?
身体のゆらぎをすべてスピリチュアルな理由で説明することはできません。
でも、身体の変化をきっかけに、自分自身の生き方を見つめてみることはできます。
私はそれも、香りが私たちに与えてくれる大切な時間だと思っています。
ゆらぎを感じる日の香りからのメッセージ
いつも同じ自分でいなくても大丈夫。
元気な日も、何もしたくない日も、どちらもあなたです。
身体の声を無視して頑張るのではなく、今日は自分を一番大切にしてあげてください。
自分をいたわることも、自分を愛することのひとつです。
生理痛やPMSがつらいときは、我慢しないで
アロマは、あくまで日常を心地よくするためのセルフケアのひとつです。
生理痛やPMSが強く、仕事や日常生活に支障がある場合や、以前より症状が強くなっている場合は、香りだけで何とかしようとせず、婦人科・産婦人科へ相談してください。
月経痛の背景に、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている場合もあります。
「生理だから仕方ない」と我慢し続けないことも、自分を大切にすることです。
今のあなたに響く香りを見つけたい方へ
そのとき惹かれる香りには、自分でもまだ気づいていない心のテーマが表れることがあります。
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この記事を書いた人|長谷川暢子
スピリチュアルアロマ講師/シータヒーリング®マスター&サイエンス。16年間、潜在意識やスピリチュアルな学びを伝え、香りを通して魂の望みを生きるためのヒントを発信しています。
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