「やりたいことがわからない……」
「何を望んでいるのか、自分でもよく分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私たちは日々、周囲からの期待や常識、過去の経験、さまざまな情報の中で生きています。
そのため、
「本当はどうしたい?」
と聞かれても、自分の気持ちより先に、
「こうした方が正しい」
「普通はこうするべき」
「失敗しないためには、こちらを選んだ方がいい」
と、頭で答えを考えてしまうことがあります。
私が教えているシータヒーリングには、悩みや願いの奥にある潜在意識の思い込みを見つけていく「掘り下げ」というワークがあります。
私は16年間、延べ7,500名以上の方に潜在意識の書き換えをシータヒーリングを通じてお伝えしてきました。
この記事では、自分を掘り下げるとはどういうことなのか、基本的なやり方から、実際にセルフワークで使える質問までご紹介します。
「頭で考えた答え」ではなく、あなた自身が本当に感じていることを見つけるためのヒントにしてみてください。
自分を掘り下げるとは?シータヒーリングでの意味
シータヒーリングで大切なプロセスの一つが、「掘り下げ」と呼ばれるワークです。
私自身、創始者ヴァイアナ・スタイバルから直接セミナーを受けた際に、
「掘り下げなくては、潜在意識は書き換わらない」「一番大切なのは掘り下げ」
という言葉を聞きました。
それほど「掘り下げ」は、潜在意識を書き換える時の根幹となる大切なプロセスです。

掘り下げとは、表面的な悩みだけを見るのではなく、その奥で自分が何を信じ、何を怖がり、何を守ろうとしているのかを質問しながら見ていくことです。
例えば、
「恋愛がいつもうまくいかない」
という悩みがあったとします。
でも、人によってその背景は違います。
- 「ありのままの私では愛されない」
- 「男性が怖い」
- 「結婚すると自由がなくなる」
- 「幸せになったら、いつか失うのが怖い」
といった思い込みが、その人自身も気づかないところにあることがあります。

あるいは、
「やりたいことが分からない」
という悩みの奥に、
「やりたいことがない」のではなく、
「本当にやりたいことを選んで失敗するのが怖い」
という気持ちが隠れていることもあります。
掘り下げによってこうした思い込みに気づき、シータヒーリングでは必要に応じて、その思い込みを手放したり、新しい感覚や考え方を選び直したりしていきます。
なぜ「本当の望み」が分からなくなるの?
本当は自分の中に望みがあるのに、それが分からなくなってしまうことがあります。
その大きな理由の一つが、「自分の望み」と「こうするべき」が混ざってしまうことです。
例えば、
「もっと仕事で成功したい」
と思っていたとしても、掘り下げてみると、実は本人が一番望んでいたのは、
「もっと自由な時間がほしい」
「家族とゆっくり過ごしたい」
だった、ということもあります。
逆に、
「今のままで十分」
と思っていたけれど、心の奥では、
「本当はもっと挑戦してみたい。でも失敗するのが怖い」
と思っている場合もあります。
掘り下げは、正しい答えを見つけるためではなく、自分が本当はどう感じているのかを知るために行います。

なぜ自分で自分を掘り下げるのは難しいのか?
「自分のことなのだから、自分で考えれば分かるはず」
と思うかもしれません。
でも実際には、自分自身を掘り下げるのは意外と難しいものです。
ここで思い出すのが、アインシュタインの言葉としてよく知られている、
「問題は、それが生じたのと同じレベルの思考では解決できない」
という考え方です。

自分を掘り下げるときに難しいのは、「悩んでいる自分」と「質問する自分」が同じだということです。
例えば、職場の人間関係について悩んでいるときに、
「どうしてあの人はあんなことを言うんだろう?」
「私は悪くないのに」
と何度考えても、同じところをぐるぐるしてしまうことがあります。
そんなときに問いを少し変えて、
「私は、あの人に何と言われることが一番怖いんだろう?」
「なぜ、その言葉にこんなにも反応するんだろう?」
と自分自身へ聞いてみる。
すると、
「あ……私は否定されるのが怖かったんだ」
「昔から、認めてもらえないことがすごく悲しかったんだ」
と、これまでとは違うところに意識が向くことがあります。
自分を掘り下げるというのは、同じことをもっと深く考えることではありません。
いつもとは違う問いを使って、自分を見る視点を変えていくことなのです。
自分を掘り下げる基本の3ステップ
では、実際に自分を掘り下げるときには、どうすればいいのでしょうか。
まずは次の3つのステップから始めてみてください。
1.今感じていることを、そのまま言葉にする
最初から「根本原因を見つけよう」としなくて大丈夫です。
まずは、今感じていることをそのまま言葉にします。
例えば、
「彼からLINEが返ってこなくて不安」
「仕事に行きたくない」
「お金を使うと罪悪感がある」
「本当はもっと自由になりたい」
というように、できるだけ素直に書いてみます。
2.「それはなぜ?」ではなく、感情の奥を聞いてみる
掘り下げというと、「なぜ?なぜ?」と何度も質問するイメージを持つかもしれません。
でも、それだけでは尋問のようになってしまうことがあります。
例えば、
「彼から連絡が来なくて不安」
なら、
「連絡が来なかったら、一番何が怖い?」
と聞いてみます。
「嫌われたのかもしれない」
と出てきたら、
「もし嫌われたとしたら、それは私にとってどんな意味がある?」
と続けてみます。
すると、
「私は愛される価値がない気がする」
といった、最初の「LINEが返ってこない」とは違うテーマが見えてくることがあります。
3.本当はどうしたいのかを聞く
思い込みや怖さが少し見えてきたら、最後に、
「じゃあ、本当はどうしたい?」
と自分に聞いてみます。
ここで大切なのは、
「どうすれば正しい?」
ではなく、
「私はどうしたい?」
と聞くことです。
すぐに大きな答えが出なくても大丈夫。
「今日は休みたい」
「本当は断りたい」
「もっと大切にされたい」
「一度やってみたい」
そんな小さな本音も、自分自身を知るための大切な入り口になります。
自分を掘り下げる質問集|目的別に使える質問
ここからは、セルフワークでも使いやすい掘り下げ質問をご紹介します。
全部を順番に質問する必要はありません。
今の自分に引っかかる問いを一つ選んで、ゆっくり感じてみてください。
今の感情を掘り下げる質問
- なぜ、このことがこんなに気になるの?
- 今、一番強く感じている感情は何?
- この状況で、一番怖いことは何?
- もしそれが本当だったら、私はどうなると思っている?
- この出来事は、私にとってどんな意味がある?
思い込みが生まれた背景を探す質問
- 最初にこう感じたのは、いつ頃だった?
- 以前にも同じような気持ちになったことはある?
- 誰かに似たことを言われたことはある?
- そのとき私は、何を信じることにした?
- 家族の中で、同じような考え方をしていた人はいる?
なお、必ずしも幼少期の「最初の出来事」だけが答えになるわけではありません。
シータヒーリングでは、現在の経験だけでなく、家族や先祖から受け継いだと捉えるパターンや、過去生など、さまざまなレベルの思い込みを扱うことがあります。
思い込みを手放せない理由を探す質問
- この思い込みを持っていることで、私は何を守っている?
- この考えを信じていることに、どんなメリットがある?
- この思い込みを手放したら、何が怖い?
- これを手放すことで、困る人はいる?
- この考えがなくなったら、私は何をしなければならなくなる?
ネガティブに見える思い込みでも、自分を守るために必要だった時期があることがあります。
だから、
「こんな思い込みを持っている私はダメ」
と責めるのではなく、
「これまで私を何から守ってくれていたんだろう?」
と見てあげると、掘り下げやすくなります。
本当の望みを見つける質問
- 本当はどうしたい?
- 誰にも反対されないとしたら、私は何を選ぶ?
- 失敗しないと分かっていたら、何をしてみたい?
- お金や年齢を気にしなくていいなら、どう生きたい?
- その願いが叶ったら、私はどんな気持ちを感じたい?
- 「こうするべき」を全部外したら、私は何を望んでいる?
「本当の望みが分からない」という方は、いきなり人生の使命や大きな夢を探さなくても大丈夫です。
まずは、
「今日は何を食べたい?」
「誰と一緒にいたい?」
「今、休みたい?動きたい?」
といった小さな望みから、自分の感覚を取り戻していくのもおすすめです。
質問しても答えが出てこないときは?
自分に質問してみても、
「分からない」
「何も感じない」
となることがあります。
でも、それも失敗ではありません。
特に長い間、
「人に合わせる」
「正しい答えを選ぶ」
「嫌な感情を感じないようにする」
ことを続けてきた場合、自分の気持ちを感じること自体に慣れていないことがあります。
そんなときは、無理に深い答えを出そうとせず、
- 今、身体のどこに感覚がある?
- 悲しい?怖い?腹が立っている?
- 本当は何と言いたかった?
- 今、一番してほしいことは何?
くらいの簡単な質問から始めてみてください。
一度で根本までたどり着こうとしなくても大丈夫です。
セルフワークで気をつけたいこと
自分を掘り下げるときに大切なのは、自分を追い詰めないことです。
「なぜできないの?」
「なんで私はこんな思い込みを持っているの?」
と責めながら質問すると、ますます本音を感じにくくなってしまいます。
掘り下げは、自分の欠点探しではありません。
「私の中では、何が起きているんだろう?」
と、少し離れたところから自分自身を見てあげることです。
また、強いトラウマや苦痛を伴う記憶が出てきた場合は、無理に一人で掘り下げ続ける必要はありません。
必要に応じて、適切な専門家のサポートを利用してください。
一人で掘り下げると同じところをぐるぐるするときは
セルフワークをしていると、何度質問しても同じ答えに戻ってしまうことがあります。
そんなときは、自分だけで頑張り続けるより、第三者から質問してもらうことで視点が変わることがあります。
シータヒーリングのセッションでは、ヒーラーが答えを決めるのではなく、質問を通して、本人が自分でも気づいていなかった思い込みや感情を見つけていきます。

「自分では何度考えても同じところから抜けられない」
「本当の望みをもっと深く知りたい」
という方は、シータヒーリングの個人セッションを受けてみるのも一つの方法です。
すでにシータヒーリングを受講してる人はディグディーパーがおすすめです。
自分を掘り下げることは、自分の本音を知ること
「自分を掘り下げる」と聞くと、何か難しい心理分析をするように感じるかもしれません。
でも、本当に大切なのは、
「私は本当はどう感じている?」
「私は本当はどうしたい?」
と、自分自身に聞いてあげることです。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
一つずつ「こうするべき」を外していくと、その奥から、自分でも忘れていた気持ちが見えてくることがあります。
自分の本当の望みを知ることは、自分の人生を自分で選び直していく第一歩です。
ぜひ今回の質問を使って、あなた自身の心の声を聞いてみてくださいね。
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