「人と会ったあと、どっと疲れてしまう」
「部屋の空気が重く感じる」
「嫌な出来事を引きずって、気持ちを切り替えられない」
そんなとき、私は香りを使って、自分や空間のエネルギーを整えることがあります。
これまでさまざまな精油を使ってきた中で、私が「浄化の力がとても強い」と感じているのが、ヤングリヴィング社のブレンド精油エキソドスⅡ(Exodus II)です。
ミルラやフランキンセンス、シナモンバークなど、聖書にも登場する植物が重なり合った、深く神聖なお香のような香り。
私はエキソドスⅡを香らせると、空間に残っていた重さが払われ、自分自身の中心へ戻っていくように感じます。
この記事では、エキソドスⅡに使われている精油、聖書との関係、スピリチュアルな意味、浄化に取り入れる方法と注意点をご紹介します。
※この記事でいう「浄化」や「エネルギー」は、スピリチュアルな考え方と私自身の体験に基づく表現です。
エキソドスⅡとは?聖書の植物を使ったブレンド精油
エキソドスⅡは、旧約聖書の『出エジプト記(Exodus)』に着想を得てつくられた、ヤングリヴィング社のブレンド精油です。
甘くスパイシーな香りと、樹脂系精油の深く落ち着いた香りが重なり、お寺や教会で焚かれるお香を思わせる神聖な香りがします。
エキソドスⅡには、次のような植物由来成分が使われています。
| 名称 | エキソドスⅡ(Exodus II) |
|---|---|
| ブランド | ヤングリヴィング |
| 主な成分 | オリーブ果実油、ミルラ、カシア、シナモンバーク、カラムス、ヒソップ、ガルバヌム、スパイクナード、フランキンセンス |
| 香りの特徴 | 重厚な樹脂の香りに、甘くスパイシーな温かさを感じる神聖な香り |
| 対応チャクラ | 第1・第6・第7チャクラ |
| スピリチュアルなテーマ | 浄化、守護、聖別、使命、魂の道、不要なエネルギーからの解放 |
※配合や表示名称は販売地域や時期によって変更される可能性があります。使用前に、手元の製品ラベルとメーカーの案内をご確認ください。
エキソドスⅡと『出エジプト記』の関係
「エキソドス」とは、旧約聖書の『出エジプト記』を意味する言葉です。
出エジプト記には、エジプトで抑圧されていたイスラエルの民を、モーセが神の導きによって解放へ導く物語が描かれています。
出エジプト記12章には、災いがその家を過ぎ越すための印として、子羊の血を戸口に塗ったという「過越し」の物語があります。
一方、エキソドスⅡの香りの背景として、より直接的に関係するのは、出エジプト記30章に記された「聖なる注ぎの油」です。
そこには、ミルラ、シナモン、香りのある菖蒲、カシア、オリーブ油を用いて、聖なるものを俗なるものから区別するための油をつくる記述があります。
つまり、エキソドスⅡは「恐ろしい出来事を再現する香り」ではなく、聖書に登場する神聖な植物と、清めること・聖なる目的のために分けることという象徴から着想を得たブレンドとして捉えると分かりやすいでしょう。
また、エキソドスⅡには、出エジプト記以外の聖書の記述とも縁のあるフランキンセンス、ヒソップ、ガルバヌム、スパイクナードなども配合されています。
聖書の処方をそのまま再現したものというより、聖書に登場する神聖な植物を組み合わせたブレンド精油と考えるのが自然です。
エキソドスⅡに使われている主なアロマの意味
ミルラ|古い痛みを手放し、魂を守る
ミルラは、和名を没薬といい、古代から祈りや宗教儀式に使われてきた樹脂です。
スピリチュアルな視点では、深い悲しみや過去の痛みに寄り添い、古いものを手放しながら自分の魂を守る香りとして捉えられています。
エキソドスⅡの中では、浮ついた意識を落ち着かせ、自分の足元へ戻してくれるような重厚さを感じます。
フランキンセンス|神聖な自分とつながる
乳香とも呼ばれるフランキンセンスは、古代から祈りや瞑想、宗教儀式で大切にされてきた香りです。
私はフランキンセンスを、外側の雑音を静かにして、自分の内側にある神聖さやハイヤーセルフとのつながりを思い出させてくれる香りだと感じています。
→ フランキンセンスのスピリチュアルな効果と使い方を詳しく読む
ヒソップ|罪悪感や不要なエネルギーを清める
ヒソップは、聖書の中で「清め」と結びついて登場する植物です。
スピリチュアルな視点では、過去への罪悪感や「自分は許されない」という感覚を手放し、もう一度まっさらな自分へ戻ることを支えてくれる香りとして捉えられます。
ガルバヌム|本来の道へ戻る
ガルバヌムは、青々しさや大地を思わせる、個性的で力強い香りです。
迷いや停滞の中にいるとき、余分なものを削ぎ落とし、自分が本当に進みたい道を思い出すことを助けてくれるように感じます。
スパイクナード|魂を鎮め、深い祈りへ導く
スパイクナードは、聖書にも登場する非常に貴重な香料です。
静けさ、献身、祈りと結びつき、心が騒がしいときにも、深いところから魂を落ち着かせてくれるような香りです。
カシアとシナモンバーク|停滞を動かす火の力
カシアとシナモンバークは、甘さの中に強い熱を感じるスパイシーな香りです。
エキソドスⅡの中では、ただ静かに清めるだけではなく、古い停滞を断ち切り、新しい方向へ動き出すための力を与えてくれるように感じます。
ただし、どちらも皮膚刺激に注意が必要な精油です。使用方法については、後半の注意点も必ずご確認ください。
エキソドスⅡのスピリチュアルな意味・効果3選
1.自分や空間に残った重いエネルギーを浄化する
人が過ごした空間には、会話や感情の余韻が残っているように感じることがあります。
たくさんの人が出入りしたあとや、重い話を聞いたあと、言い争いがあったあとなどに、「空気を入れ替えたい」と感じることはないでしょうか。
私はスピリチュアルカウンセリングや講座のあと、香りを使って空間を整えることがあります。
中でもエキソドスⅡは、樹脂とスパイスが重なった非常に存在感のある香りです。ディフューズすると、滞っていた空気が動き、空間の雰囲気が切り替わるように感じます。
香りそのものが何かを魔法のように消してくれるというより、香りをきっかけに、
「ここでいったん終わりにしよう」
「もう、この感情を持ち続けなくていい」
と自分の意識を切り替えることが、浄化につながるのだと思います。
2.他人の影響から離れ、自分の中心へ戻る
人の気持ちに敏感な方は、相手が怒っていたり落ち込んでいたりすると、その感情まで自分のもののように抱えてしまうことがあります。
「さっき会った人のことが頭から離れない」
「自分は元気だったのに、誰かと話したあとから重くなった」
そんなときに大切なのは、自分と他人との間に、健やかな境界線を取り戻すことです。
エキソドスⅡを香らせながら、
「相手の感情は相手へ。私のエネルギーは私のもとへ戻ります」
と心の中で意図してみてください。
深く重厚な香りが意識を身体へ戻し、「私は私」と感じるための時間をつくってくれます。
3.古い自分を離れ、魂の使命へ進む
出エジプト記は、抑圧された場所から離れ、新しい土地へ向かう解放の物語でもあります。
そのため私は、エキソドスⅡには単なる浄化だけでなく、「古い生き方から出ていく」というテーマを感じます。
本当はもう終わっているのに、怖くて離れられない関係。
自分には合わないと分かっているのに、惰性で続けている仕事。
人から期待される役割を優先し、自分の望みを後回しにする生き方。
エキソドスⅡに惹かれるときは、
「今いる場所から、次の世界へ進んでいい」
という魂からの合図かもしれません。
浄化とは、ただ悪いものを取り除くことではありません。もう必要のなくなったものを手放し、本当に大切なものを迎えるための余白をつくることでもあるのです。
第7チャクラとエキソドスⅡ|魂の目的を思い出す
エキソドスⅡは、第1・第6・第7チャクラなどと関係する香りとして捉えることができます。
その中でも、この記事では第7チャクラ(クラウンチャクラ)との関係に注目したいと思います。
第7チャクラは頭頂に位置し、神聖な意識、宇宙とのつながり、魂の使命などを象徴するチャクラです。
エキソドスⅡに含まれるフランキンセンスやミルラ、スパイクナードなどは、古くから祈りや儀式に使われてきました。
だからこそ、この香りは、目の前の損得や人からの評価だけでなく、
「私は何のために、この人生を生きているのだろう」
「私の魂が本当に望んでいる道は、どちらだろう」
と、より高い視点から自分の人生を見つめ直したいときに向いています。
何か特別なメッセージを受け取ろうとしなくても大丈夫です。
ただ香りを感じながら静かに呼吸し、頭の中のざわつきが収まっていくのを待ってみてください。その静けさの中で、ずっと分かっていた自分の答えを思い出すことがあります。
エキソドスⅡを浄化に取り入れる3つの使い方
1.ディフューザーで空間を整える
初めて使う方におすすめなのは、ディフューザーで少量を香らせる方法です。
換気しながら短時間から始め、香りの強さを確認してください。エキソドスⅡは存在感のある香りなので、広い空間でも一度に多く使う必要はありません。
人が集まったあとの部屋、仕事を終えたあとのサロン、気持ちを切り替えたいときなどに香らせると、空間にひと区切りをつけやすくなります。
2.ティッシュやアロマストーンで香りを感じる
ディフューザーがない場合は、ティッシュやアロマストーンにごく少量を垂らし、少し離れた場所から香りを感じます。
深呼吸しながら、
「今日受け取った、私のものではない感情を手放します」
「私の意識とエネルギーを、自分の中心へ戻します」
と意図してみてください。
香りと意図を組み合わせることで、自分の中に「ここで切り替える」という新しい習慣が生まれていきます。
3.瞑想や内観の前に香らせる
エキソドスⅡは、瞑想や祈り、内観を始める前の香りとしても使えます。
静かに香りを感じながら、
「今の私が手放すものは何?」
「これから進むべき魂の道は?」
と、自分自身に問いかけてみましょう。
無理に答えを出そうとせず、浮かんできた感情や言葉、身体の感覚をそのまま受け取ってください。
エキソドスⅡを使うときの注意点
エキソドスⅡには、カシアやシナモンバークなど、皮膚への刺激が強い精油が含まれています。
「ブレンド精油だから、そのまま肌に塗っても大丈夫」とは限りません。肌へ使う場合は、必ず手元の製品ラベルとメーカーの使用方法を確認し、適切に希釈してください。
初めて使う場合は、次の点に注意しましょう。
- 原液をそのまま広範囲の肌へ塗らない
- 最初は芳香浴など、肌につけない方法から試す
- 肌へ使う場合は適切に希釈し、少量で確認する
- 目、粘膜、傷のある部分には使用しない
- 使用後に赤み、痛み、刺激を感じた場合は使用を中止する
- 妊娠中・授乳中、持病やアレルギーがある方、子どもへ使用する場合は、事前に医師や専門家へ相談する
- ペットがいる空間では十分に換気し、自由に別室へ移動できる状態で使用する
特にカシアは、シナモンに似た甘くスパイシーな香りですが、刺激性の高い精油です。
「足の裏なら必ず安全」というわけではありません。使用部位にかかわらず、原液塗布を避け、製品の注意表示に従うことが大切です。
エキソドスⅡのアロマジェネラ|古い世界を出て魂の道を歩く人
エキソドスⅡを人にたとえるなら、「古い世界を離れ、自分の魂が選んだ道へ進む人」です。
これまでの場所にとどまるほうが、安全かもしれない。
慣れた人間関係や役割を手放すのは、怖いかもしれない。
それでも心の奥では、
「私は、もうここを出るときだ」
「本当の自分として生きてみたい」
と分かっている。
エキソドスⅡは、ただ優しく慰めるだけの香りではありません。
不要なものをはっきりと終わらせ、人生の次の扉を開くための、強さと覚悟を思い出させてくれる香りです。
今この香りに惹かれているなら、あなたの魂はすでに、次の世界へ向かい始めているのかもしれません。
エキソドスⅡからのスピリチュアルメッセージ
エキソドスⅡからのメッセージ
あなたが背負ってきた、もう必要のないものを手放してください。
過去の痛みも、誰かから受け取った感情も、あなたの魂を縛り続けることはできません。
暗闇の中にいるように感じるときも、あなたの進む道には光があります。
あなたは、古い世界を出て、本当の目的へ進むことができます。
恐れではなく、魂が静かに「こちら」と感じる方向を選んでください。
まとめ|エキソドスⅡは、浄化と魂の再出発を象徴する香り
エキソドスⅡは、ミルラ、フランキンセンス、ヒソップ、スパイクナード、カシアなど、聖書と縁の深い植物を組み合わせたブレンド精油です。
私はこの香りに、空間や自分自身を整える浄化の力だけでなく、古い生き方を手放し、魂の目的へ進む力を感じています。
人の影響を受けすぎたとき、過去の出来事から気持ちを切り替えたいとき、自分の進む道を静かに見つめたいときに、少量から香りを取り入れてみてください。
浄化とは、自分の中にあるものを否定することではありません。
これまでの自分を認めたうえで、今の自分には必要のなくなったものを手放し、新しい人生を迎えるための場所をつくることです。
エキソドスⅡの深く神聖な香りが、あなた自身の中心と、魂が本当に望んでいる道を思い出すきっかけになればうれしいです。
今のあなたに必要な香りを見つけたい方へ
そのとき惹かれる香りには、自分でもまだ気づいていない心や魂のテーマが表れることがあります。
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この記事を書いた人|長谷川暢子
スピリチュアルアロマ講師/シータヒーリング®マスター&サイエンス。16年間、潜在意識やスピリチュアルな学びを伝え、香りを通して魂の望みを生きるためのヒントを発信しています。

